2022.10.03
育児休暇レポート
Systemチームの木村です。
てっきり私が当社での男性第1号の育児休暇取得者になるかと思いきや、先日の山口さんブログの通り、第1号の座を奪われてしまいました。
私は8月の中旬〜末の期間、約2週間の育児休暇を取得。
世間では男性の育児休暇については色々メディアでも紹介されているので知ってはいたものの、自分が取得することになるとは夢にも思わなかったですね。
それでは、過ぎてみればあっという間だった、育児休暇のレポを書いてみたいと思います。
育児休暇取得まで
まず私の家族構成。
私 アラフォー
妻 内緒
長女 7歳
長男 3歳
次女 10ヶ月
はい、私、3人目にして初の育児休暇の取得となりました。
育児休暇の対象となるのは「1歳に満たない子を養育する労働者」と、定義されていまして。
で、私の3子が10ヶ月のため対象になりました。
1子、2子のときになぜ取らなかったのか?というと…
うーん、思い出してもよくわかりませんが、そもそもそういうのを取得するというのが念頭になかったのかもしれません。
第一に育児休暇中の経済的な問題も大きいと思います。
育児休暇中の助成金もいただけるにしても、やはり収入が減るので、長期の育児休暇は厳しいと思います。
かと言って、単純に育児休暇中の助成を増やすというのも、公平性に欠けり、悪用されたりとか、色々課題はでてくるでしょうね…。
あと取得に際しての課題としては、仕事の引き継ぎでしょうか。
幸いにも?私のやっている業務でクリティカルになりそうなところを対応可できるスタッフは社内で2名ほどおりまして、ほぼ引き継ぎもなしで休暇に入れました。笑
まあ、たまたまそうなっていただけではありますが、この辺りは苦慮しそうな点だと思います。
とはいえ、1年とかの育児休暇になれば、また違ったはずです。
あと取得に際しての手続きは色々書類を提出する必要があるとかと思っていましたが、難しい手続きはなかったです。
ほぼ口頭での連絡、報告で進みましたよ。
育児休暇中について
さて、育児休暇中の過ごし方についてですが、基本的には普段の休日に近い感じです。
そもそも3人の育児となると、奥さん1人ではどうにもならないので、能動的に立ち回る必要があります。
(ただ、一つ付け加えておきますと、人数によって大変とかそういうことではなく、子どもが1人だったとしても、お母さんは育児の経験は初めてのことなので、それはそれでかなりストレスフルだと思いますし、2人目だってそうです。結局、何人でも大変なのだと思います。)
長女は小学校2年なので、大抵のことは自分でやったり、弟、妹の世話もやってくれるので、非常に助かります。
1姫2太郎とはよく言ったものです。
ただ放置しっぱなしにしてはダメです。
こういう色々できて世話のかかりにくい上の子こそ注意してあげたいと思っています。
で、長男は絶賛イヤイヤ期開催中。
こども園行くのも、歯を磨くのも、風呂はいるのも、寝るのもイヤがります。
(ただ、妹にはデレデレです)
ここで「長女はそうでもなかったのに」と思いがちですが、禁句です。笑
いろいろできる姉と、母親を取られてしまっている長男のできる限りの自己主張だと思っています。
その子がそう振る舞っている、というより、環境によって行動が変わるものだと痛感します。
次女は10ヶ月。
ハイハイから伝い歩きができるようになり、行動範囲が拡大中。
何でも口に入れるので目が離せません…。
まあ、子どもたちを見ていると、いまの環境が人格形成に大きく関わるのだろうと言うことが分かります。
3人目の子育てですが
3人の育児は大変ではありますが、先述のように、1人目、2人目の育児が楽だったわけではありません。
1人目においては育児初体験なので、すべての事が不安でいっぱいなのです。
周囲の家族(主に祖母、祖父になりますが)のサポートを受けられる環境も、そのご家庭でもまちまちでしょう。
昨今の社会の事情としては、祖父も祖母も働いてたり、あるいは親元を離れて暮らしていたりなど、頼れる人は「夫」になりますよね。
まあ、本当に社会が変容したのだなと、痛感します。
とはいえ政治や社会のせいにしても始まりません。
いま日本はご存知の通り超少子高齢社会。
そして急速な情報化、グローバル化でこれまでの社会全体の価値観は大きく揺らぎました。
過去の実績が通用しない時代を誰もが生きているのだと思います…。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」
これはゼクシィのCMのコピー。
個人的には名コピーだと思っています。笑
最新の「出生動向基本調査」でも、「一生結婚しない」と答えた人の割合が過去最高となったようです。
月並に言ってしまえば、「幸せ」の定義の多様化が進んでいます。
(反面、悪い面も色濃くはなったのでしょうが)
自分が良いと思っていることも、他者にしてみればそうでもありません。
ファッションも、家も、食事も。
生き方において、それぞれ違っています。
今回の育児休暇は、「3人目が生まれて初めて育児休暇を取得した人」の体験として、あらゆる場面で生きてくると思っています。
最近話題になっている「週休3日」も、単に社員の休みを増やすということではなく「消費者(生活者)」としての体験時間を増やす目的がある、という記事を見かけました。
なるほどなぁ、と思いました。
サービスや商品を作っていくにあたって、いかに消費者(社会)からの共感を得られるか。
育児、介護を始め、エンターテイメント的な遊び、趣味的なことまで、いろいろ体験している社員が多いほうが良いのでしょうね。
(暗に「週休3日」を推奨しているわけではないですよ。笑)
最後に
子どもがひっついてきてくれる時期はもう本当に一瞬です。
子どもとの時間を作れて貴重な経験だったと思います。
これからも日々の日常を大切にして生きていきたい、と思った育児休暇レポートでした。
#Systemチーム 木村